クラス会議した!《5/11》

今日は、初めてのクラス会議をしました。

まず、4月に出会って以来、ゲームなどを通じて、
チームワークを高めてきたことを、みんなでふりかえりました。
そして、こんな話をしました。

「今、いいチームをめざして、みんなで協力できているよね」
「4年3組が解散する3月23日、どんなクラスになっていたい?」

「先生は、ケンカやトラブルが起こらないクラスもいいけど、
 いろんな活動にチャレンジし、
 いろんな友だちと関わり、
 仲良くなって
 言いたいことをどんどん言えるようになり、
 そぼ分、ケンカやトラブルも起こるけど、
 それを、自分たちで解決できるクラスをめざしたいって思ってる!」

「教室の中で、自分たちで決められることは、自分たちで決めていこうよ!」

そして、クラス会議のアイデアを提案しました。

1 みんなで話をして、決めていく機会をつくること。
2 そのときは、教室の前の方に集まること。
  (隊形は、その都度ベストな方法をとる)
3 毎日10〜15分行う。
  (きっと毎日は無理だろうけど、できるだけ頻繁に行う)
  (話し合う場所や機会があることを、子どもたちが実感し、
   使うようになることをめざしていきたい)
4 クラス会議で話し合いたい話題を出し合うポストをつくること。

子どもたちは、まだ、何をしていくのかイメージがわかないのか、
また、不安もあるのか、期待もあるのか、なんか複雑な感じ・・・。

今日の第一回目は、
「いま話したい話題」を紙に書くことからスタートしました。

その時に、以下のように分けてもらいました。
A 今すぐ話したいこと
B あとでもいい話題
C いつでもいい話題

そして、教室の前のほうに集まって、さっそく会議。
手順は、
1 みんなが書いた「話したいこと」を読む
2 その中から、「今から話すこと」を決める
3 みんなで話し合う

今日の話題は、下の2つになりました。
1 アルミ缶を集めるには、どうしたらいいのか?
  (児童会活動までにクラスの案を出さなければいけないから)
2 会社のじかんで困っていること
  (今、一部の子どもたちの間で、よくいざこざが起こっているらしい)

今日は、ホワートボードを使い、
「ホワートボードミーティング」の手法でみんなで意見を出し合いまいした。

「今日は、先生が司会(モデル)をするね。
 でも、これからクラス会議になれてきて、
 みんなが司会できるようになるとすごいよね!」



「アルミ缶を集めるには、どうしたらいい?」については、
いろんな意見が出た後(発散)、次のような意見にまとまりました(収束)。
1 持ってくる場所や日時が分かるポスターをつくる
2 前日に全校児童に知らせる
3 家の人にお知らせをする
4 家にもアルミ缶をためる場所をつくる



「会社のじかん、どんなことに困っているの?」では、
いくつかの意見が出た所で時間切れ。
「次の会社の時間の前半に、みんなで会社のじかんについて話し合いをしたい」
という一人の子の提案を次に使うことにしました。


《ふりかえり》
1 クラス会議はよかった。
  話し合える場が「いつかある」ではなく、「いつもある」ことは、
  「教室のことは自分たちで考える」ためには、きっと重要なことだと思う!
2 積極的に発言してくれる人がたくさんいた。
3 ホワートボードミーティングの実践の場としても、とても有効。
  子どもたちの「聴き合う関係」を高めていく場として使っていきたい!
4 クラス会議が、「自分たちの会議」になるには、まだ時間がかかる。
  ・まだ、やり方になれていない。
  ・意見を言う人が偏っている。
  ・あまり関心がなく、話し合いの輪に加わりにくい子もいる。
5 今の子どもたちの様子からスタートし、
  子どもたちが「意味がある」「おもしろかった」「クラスの役に立つ」などと、
  実感できる会議に育てていきたい。
6 子どもたちの話しやすさって?を考えていきたい。
  ・何を話題に話すか
  ・どんな隊形で話し合いを行うか
   大きなサークル、小グループ、ホワイトボードの前に集まるなど
  ・問いかけの言葉、意見を引き出す言葉