友だちの失敗を受け入れ、カバーする風土

今日のとってもいいこと!

6時間目のチャレンジ!
「きょうだい学年のクラスの班を自分たちで決める!」

まず、班長決め。班長になりたい人もたくさんいる中、みんなで真剣に選びました。
さて、これから班のメンバーをどうやって決めるのか。

今回は、ここから「司会会社」の二人にバトンタッチ!
この二人がクラス会議を進めてくれました。

「好きな人と自由に」
「クジで」
二つの提案が出ました。

二学期には、この班で、みんなが楽しみにしているオリエンテーリングも行います。好きな人となりたい!という気持ちもよく分かるところ。しかし、今回は、「公平だから」という理由が圧倒的な支持を得て、クジで決めることになりました。

そして、くじ引き。

「誰か、クジ作ってくれる?」の声に7〜8人が即座に動いてくれました。
さすが、6年生。仕事をどんどんまかせられる。

そして、くじ引き開始。ところが・・・。

メンバーに一喜一憂している間に、班の女子の人数に誤りがあることが判明。
過不足のある班が4つも出てしまいました。

さて・・・・。

司会の人を中心に、どうするか話し合い。
「まず話し合う。解決できなければジャンケン」という方向に決まり、話し合い。
でも、うまくいきません。
帰りの時間もせまってきます。

学級代表の二人もサポートに入り、話し合いを続けますが、
なかなかうまくいきません。

今回は、ここで担任として、話に入りました。

「話し合いが、他の班のメンバーを見ての判断になってきた」
「今回、大切にしていた「公平性」がくずれてしまっている」
「もう一回、クジをやり直した方がいいんじゃないか」

このあたりを整理して、もう一度、くじ引きをやり直すことになりました。

一回目のクジで、いい感じになっていた班の子たちを中心に「え〜!」の声があがります。

でも、「失敗もあるよ」
「最初に決めた、公平性を大切にしよう」
「しゃあないよ」
「もう一回やろ!」
こんな声をかけながら、お互いにくじ引きをやり直した子どもたちを見て、
「この子たち、やるな!」と頼もしく思えました。

「クジ作りの失敗」→「話し合いのこじれ」→「変な空気」になっていたところ、
「クジのやり直し」→「そんなこともある!(許容)」→「やり直せた(達成感!)」
となり、無事、「班を自分たちで決める!」が終了しました。

友だちの失敗を受け入れる。
そして、それをカバーすることができると、
クラスに安心感が生まれます。
その安心感は、クラスにたくさんの創意工夫やチャレンジを育みます。

今日は、その小さな種がまかれた感じで、
とってもよかった。

この風土を大切に育てていきたいです。