前へならえ、体育座り、そして、教室の前向きの座席

一学期もあと二週間。
クラスづくりや運動会に追われて、
大きくずれ込んでいた学習内容も、
さらに最後の追い込みとなりました。

蒸し暑い中、子どもたちの体調も見ながら、
必死に学習内容を進めています。

これまで大事に大事に進めていた、
子どもたち同士のかかわりづくりも、
少し停滞ぎみ・・・。

今日は、教室の座席も、
久しぶりに、「前向きの一斉授業型」のまま一日を過ごしました。

全員が教師の方を向いています。
話をするときには、全員こちらを向くよう指示し、私語を禁止します。

教師の「教えやすさ」という意味では、
この形はやっぱりやりやすかった!
学習内容を、前へ、前へ、
「どんどんと教える」
その手段として、本当にやりやすい。

子どもたちも、最近、ずっとグループで過ごしており、
少し「息苦しさ」みたいなものも感じていたから、
なんとなく、新鮮で気持ち良さげだった・・・。

でも、自分の気持ちとしては、
説明中心で、子ども同士のかかわりを切ってしまいがちな
「前向きの一斉授業型」は、
なるべく最小限にしていきたいと思っています。

そして、グループで協力して学ぶことが、
「息苦しさ」ではなく、「楽しさ」「豊かさ」につながるような、
子どもたちの関係を深めていきたいと思っています。

体育でも、いろいろあって、
一学期は捨てようと思っていた「前へならえ、体育座り」
をしっかり指導しています。

やりやすい!

この「やりやすさ」について、
その中身を本当に吟味して、
本当に子どもたちにとっていい方法を
考えていきたいと思っています。