グループ音読はいい!《4/22》

国語 「白いぼうし」の単元に入りました。
今日は、4人のグループ(9グループ)で音読の練習を行いました。

この形でやるよさは、
・一度にたくさんの人が練習できる。
・聞き手を意識しながら練習できる。
ことです。

《手順》
1 4人グループになる。
2 ジャンケンをして、勝った人から時計回りに読む。
3 声の大きさは、4人に気持ちよく聞こえるくらい。
  (あまり大きすぎると、隣のグループのじゃまになる)
4 一人3〜5行ぐらい。自分で読む量を決める。句点(。)で交代する。

《声をかけたこと》
・「今日はどんな工夫をして読んだらいい?」
・「漢字が読めなかったとき、どんな気持ち? みんなは、どうする?」
・「友だちがつまずいたとき、どんな気持ち?」

《子どもたちの声》
・はっきりと気持ちを込めて読む。
・漢字が読めなかったら、知っている人が教えてあげる
・読むのが苦手なひともがんばる
・つまずいても、やさしく見守る

そして、スタート!

どのグループも、お互いの声を聞きあいながら、
上手に音読の練習をしていました。
グループの間を観察して回っていると、
感動するぐらい、上手に読んでいる子がちらほら。
10分ぐらいたって音読を終了。

最後、上手に読んでいた4人の子どもたちに
真ん中でグループをつくり、
実際にみんなの前で読んでもらいました。

音読をしていく4人の様子を、残りの友だちが取り囲んで観察。
「金魚鉢」という学習方法です。
真ん中のグループは「金魚」、回りで観察している人が「金魚鉢」。
その後、ふりかえり。
「声がはっきりしていた」
「気持ちがこめられてた」
「すらすら読めていた」
などの意見が出ていました。


《ふりかえり》
・意欲的に取り組めていた。
・グループで聞き合う活動なので、お互いの関係を作りながら学習できる。
・聞き合うことの難しさも。
  声の大きさ(大きすぎる。声が出ない)
  恥ずかしさなど
・ペアトークグループトークの導入として、ペア音読、グループ音読はいいかも。
 (課題がはっきりしているので、ペアやグループの関係性が不安定でも課題が進む)
・最初のグループで練習したとき、お互いのよかったところ、改善点など話す
 「ふりかえりの時間」をとればよかった。
・「ふりかえり」の仕方をもっと工夫したい。
・金魚鉢のアプローチでは、4人の子ががんばってくれた。
 周りで見た子どもたちの刺激になり、よいお手本になったのではないか。
・今日の練習方法は、今のクラスの子どもたちの課題にあっている。
・今後、何度もグループ音読の機会を取り入れていきたい。