4月のふりかえりと5月のチャレンジ

4月をふりかえり、次の1ヶ月に生かしていきたいことを記しておきたいと思います。

1 サークルタイムは、一つの形ができてきました。子どもたちも流れが分かってきたし、サークルタイムの「目的」も、少しずつ伝わってきたのではないでしょうか。何より、楽しみにしている子どもたちが多いのでうれしいです。今後も継続していく活動なので、参観で保護者の方に見ていただけたのもよかったです。月曜日の一時間目の活動として、いい時間になっていく予感がします。

2 サークルタイムを中心に行っているゲームの効果もすごくいい。始業式からの出会いを楽しむゲーム。友だち同士のかかわりをあたためるゲーム。みんなで協力を意識するゲームなどが、クラスの雰囲気をよくしてくれています。参考にしているのは、PA(プロジェクト・アドベンチャー)というプログラム。今後は、みんなで「問題解決」にチャレンジするゲームをして、クラスが成長する場面をつくっていきたいです。

3 ふりかえりジャーナルを書くとき、サークルタイムの中で、楽しいゲームのあと、ケンカしたときなど、いろんな機会で「ふりかえり」を行っています。体験し、ふりかえり、次に生かす・・・これは、クラスづくりの核となる活動なので、何度も練習していきたいと思っています。子どもたちは、これまで経験することが少なかった活動だと思います。自分も子どもたちも少しずつ上手になってきたかな? 

4 会社のじかん。安心した友だち関係の中で、いろんな意見を出し合い、協力し、ケンカし、問題を解決しながら進んでいます。これは、授業の中ではなかなか作り出せない活動です。自己選択、自己決定の積み重ねが、自分を肯定していく(自分を大切にしていく、好きになっていく)力となっていくことを期待しています。今は「ごっこあそび」に近いので、活動内容を「クラスの役に立つ」という視点で、レベルアップしていくことが課題です。

5 新しく始めたい活動
ポートフォリオ
 自分を好きになる、友だちを好きになる大作戦! 学校での楽しい思い出、うれしい出来事、写真、テストの結果、目標、自分の好きなところ、友だちから見た自分など、少しずつファイルをためていきます。クラスでは、「YESファイル」という名前でスタートしようと思っています。

・オープンクエスチョンでの対話。
 ペアで、グループで、お互いの話を聞き合う活動を、少しずつ積み上げていきたいと思っています。まずは、「オープンクエスチョン」の技法を、練習するところから。子どもたちの経験のない活動だと思うので、スモール・ステップで、小さな成功体験を積み上げながら進めていこうと思っています。

・ホワイトボードを使った活動
 ホワイトボードは、意見や考えを「見える化」していく最強のツールの一つです。ホワイトボードを使って、意見を交流する。ケンカの原因をさぐる。お楽しみ会の企画をする。様々な活動を通して、コミュンケーションの力をみがいていきたいと思っています。

・朝の連続小説
 朝の連続小説というのは、毎朝、5分くらい、長編の楽しいお話を、教師が子どもたちに読みかたる活動です。朝の脳の準備運動として、やわらかに心をほぐす活動として、何よりも本の好きな子どもたちを育てる活動として、全国でもたくさんの人が実践しています。機を見て、可能ならば、この朝の連続小説の活動を始めたいと思っています。