絵で考える文章題!《5/20》

算数のじかん。
「わり算」の単元に入りました。

今、「絵で考える文章題」に取り組んでいます。

絵で考える文章題は、
1 問題文を読む
2 内容にそって、絵(または図)をかく。
3 絵(または図)の内容にあった式と答えをかく。
といった手順ですすみます。

例えば、こんな問題
「4年3組は37人います。遠足でバスの代金が、一人700円かかりました。4年3組全体で、バスの代金はいくらですか」

絵で描く場合、
一人分の代金700円を、37人分かくことになります。

そして、
式700×37=25900  答え 25900円

この「絵(または図)をかく力=考える力」をつけるのが目的です。

この問題の場合、
文章の意味を考えないで解くと、
37×700=25900
としてしまう子どもたちが多いんですね。
(これでは37円を700人分!)

特に文章題の苦手な子は、
「数字の操作」だけで解こうとします。
だから、間違いをやりなおすときも、
「たす」で間違えたら、「ひく」にするだけ。
「かける」で間違えたら、「わる」にするだけ。
なぜ、「たす」のか、「ひく」のか、「かける」のか、「わる」のか、
考えようとしません。

「意味をしっかり考えて、解く!」

そんな機会をつくっていけたらなあ・・・。
その方法の一つとしての「絵で考える文章題」です。

こんな問題もあります。
「ハッスル君は、筋肉をつけようと筋肉について調べました。その結果、「筋肉とうふ」の半分が「たんぱく質」でできており、その「タンパク質」の半分が筋肉になることをつきとめました。では、100グラムの筋肉をつけるには、「筋肉とうふ」を何グラム食べるとよいでしょう。」

授業での一コマ。
子どもたちは、自分流の考えで絵や図をかき、解いていきます。
式をたてられなくても、なんとか答えを導き出す子もいます。

計算を速く正確にできることは大切ですが、
「考える力」を身につけることは、もっと大切な気がします。
そして、何よりも子どもたちが
「考えることが楽しい!」と感じてくれたらうれしい。
さらに、チームで協力して解くことができたら・・・。

「文章題は苦手!」と感じている子どもたちはとても多いです。
でも、そんな子どもたちもクイズやパズルは大好きです。
そして、算数はそんな楽しい分野と重なっています。
子どもたちの興味、好奇心、やる気を刺激する課題を見つけながら、
「自分で考えて、解く!」
「楽しくチャレンジする!」
このことに、取り組んでいきたいと思っています。

絵で考える文章題は、
どんぐり倶楽部の活動を参考にしています。

どんぐり倶楽部
http://homepage.mac.com/donguriclub/index-all.html