じしゅべん、スタート!

先日、子どもたちに「勉強」のイメージを効いたところ、
やっぱり、「めんどくさいもの」という意見が、とても多かった・・・。

そう、子どもたちにとって、
「勉強」=「めんどうくさい」なのです。
いつから、こんな感じになるんでしょうね。

いや、本当は、
今でも、「勉強」=「楽しい」はずです。

新しいことを知ること、
チャレンジすること。
つまり、「学ぶこと」は、
子どもたち大好きなのです。

今の授業は、どうしても、
「話を聞くこと」「覚えること」「繰り返すこと」が中心で、
「学ぶこと」「発見すること」「考えること」「ワクワクすること」が、
本当に少ない・・・。

でも、やっぱり、
「学ぶことって、楽しい! 役に立つ!」
そう実感してほしい。

だから、授業の中でも、
主体的で、わくわく、ドキドキする時間を過ごしてほしい!
前向きに、試行錯誤する体験を、たっぷり味わってほしい!
そんなエネルギッシュな時間を、友だちと共有してほしい!
そして、勉強って楽しい!という感覚を、思い出してほしい!
そうやって、課題を自分で考え、自分で選ぶ力をつけてほしい!

そんな願いをもって、
クラスで「じしゅべん」をスタートさせました。

1 自分が楽しいと思えるもの
2 将来に役に立つと思えるもの
この二つの条件で、「やりたい!」と思えるものに取り組みます。

子どもたちは、「何しようか?」と初めは迷っていたものの、
誰かが「これしよう!」とアイデアを出しはじめると、
それに触発されて、どんどん「やりたいこと」が出てきました。


ここは「つり」の研究チーム。
じしゅべんスタートの次の日には、釣り竿としかけを持ってきていました。
そして、休み時間ごとに、しかけの研究。
すごい行動力です。


豆本づくり」チーム。
小さな本「豆本」をつくります。
小さくても、立派な本。製本の技術が求められます。
本で材料や製作手順を確認。
百均の店に行き、自分たちで材料をそろえ、
すでに第一号ができあがりました。
本当にすごいエネルギーです。


「紙のゼンマイを使った工作」チーム。
三人とも初体験のチャレンジです。
「この記号、何?」
「150ミリって、何センチだっけ?」
「直径って、どこ?」
「これ、どうやって切るの?」
説明のページを囲んで、奮闘中!


ピタゴラスイッチ」のチームは、男子総勢11名!
しかけづくりに夢中です。
「こんなの一度、思いっきりしたかった!」
よし、どんどんやれ!


教室の壁の高いところをスタート台に!
「これ、どうやってつける?」
「釘ある?」
「ガムテープ?」
試行錯誤が続きます。


設計図も書きながら、イメージを共有しています。
自然に生まれた工夫!

他にも、「料理」「手芸」「電車」「鳥」「戦国時代」「イラスト」など、
楽しそうな研究チームが立ち上がっています。
これからどんな形で進んでいくた楽しみ!

11月13日の日曜参観、子どもたちの「じしゅべん発表会」を予定しています。