じしゅべん=自己選択のすばらしさ!

じしゅべんを始めて、1週間ほど。
子どもたちの熱気はおとろえません!

現在のチームは、
1 ピタゴラスイッチ(2チーム 15人)
2 万華鏡づくり(2人)
3 南海電車の研究(2人)
4 手芸(2チーム 6人)
5 セキセイインコの研究(2人)
6 イラスト・デザインの研究(4人)
7 豆本づくり(3人)
8 紙ゼンマイのマジックアート(3人)

じしゅべんの時間は、
徹底的に「自己選択」の時間になっています。

何をするのか。
誰とするのか。
どのように進めるのか。
材料はどうするのか。
分からないとき、どうしたらいいか。
全部、迷いながら、自分で決めていきます。

これが本当に、楽しくて、あたたかい時間になっています。


これは、手芸のチームの裁縫道具。
家庭科で裁縫道具を使うのは5年生になってからです。
だから、お兄ちゃん、お姉ちゃんの道具や家の道具を借りてきての、針仕事。
「玉止め」や「波ぬい」など、教え合っています。


「これで人形劇をしたい!」と目標を語りながら、
楽しそうに製作しています。
そばで見ていて、みるみる上達していくのが分かります。


ピタゴラスイッチのチームは、男子総勢15名。
とてもパワフルに、楽しそうに活動しているので、
「つり」と「戦国時代」の研究チームが、こっちに合流!
ここでの活動は、試行錯誤の連続!!
ピー玉のルートを考えて、落ち方を工夫する。
何度も何度もトライし、軌道を確かめ、修正。
うまくいくと、「やったー!」
喜びを分かち合っています。


写真は、壁にドミノを並べているところ。
30分も並べていましたが、途中でバタバタバタ・・・。
あきらめてしまいました。

前の壁から後ろの壁に渡るロープウェイも建設中!
釣りのおもりや滑車を使って、たこ糸、針金、つり糸と試し、
試行錯誤が続きます。
大切な学びの時間。


南海電車の研究チームは、
カメラを使って、写真をテレビに映し出します。
どのように見せたらいいか、相談中。
友だちへの伝え方も、今回の大事なテーマです。


万華鏡チーム。
自分たちで材料を揃えるのに、時間がかかっていましたが、
ようやく形ができてきました。
もうすぐ完成!?

子どもたちのエネルギーは、本当にすごいのです。
じしゅべんの時間中、熱気がムンムンしています。
出てくる言葉も、
「こうしよう!」
「これは?」
「ナイス!」
「いや、違う!」
主体的で、活動的な会話がはずんでいます。

自分で選ぶ、自分で決めるって、本当に大切なんだなと実感します。
例えば、通常の図工の教材。
絵の題材にしても、工作の内容にしても、
教師が課題を設定することがほとんどです。
もちろん、教育的な課題を持ちながらすすめるのですが、
工作にしても、場合によっては、
「キッド」を造り上げるだけになってしまうことも・・・。

自分の「やりたい!」ことからスタートし、
自分で材料を集め、それが作品としてはつたなくても、
一から作り、完成させた試行錯誤と達成感は、
何ものにも代え難い経験のように思います。

そして、じしゅべんに没頭している時の、
子どもたちの幸せそうな顔!

うん、この時間があってよかった!

教科の授業時間との兼ね合いで、
どの程度、じしゅべんの時間がとれるか分かりませんが、
この豊かであたたかい時間を、
少しでも子どもたちに確保してあげたいと、
強く思っています。