じしゅべんで、何を学んでる!?

じしゅべんを始めて、ほぼ毎日、この時間をとっています。

手を使い、頭で考え、試し、修正し、喜び、悔やみ・・・。
この時間、だれもが、何かしら、自分なりの方法で、
積極的に取り組んでいます。

「やりたい!」ことを、自分で選ぶことの強みは、
何事にも代え難い、学びのモチベーションの一つのように思います。

子どもたちの姿に、
「学びとは何か?」を、
日々教えられている思いです。


豆本チームは、飾り棚まで完成しました。


紙ゼンマイ工作のチームは、ゼンマイの動きを試行中です。


手芸のチームは、どんどん上達しています。

子どもたちの学びの意欲は、本当に高い!

しかし、「勉強=めんどうくさいもの」と考えるのも、
同じ子どもたちなのです。

きっと、今は、「遊んでいる!」感覚なんでしょうね。
たしかに、何も知らない人が、通りかかると、遊んでいるようにも見える。

遊びと学びを分けることは難しいけれど、
担任として、確かに「子どもたちが学んでいる!」という実感もほしいところ。

そこで、今日のふりかえりジャーナルのテーマは、
「じしゅべんで、自分の勉強になっていると思うこと」。
子どもたちが、じしゅべんと勉強との関係について、
どんなふうに感じているのか教えてもらいました。

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★やっぱり、アイデアやひらめきなどが、しょうらいとても役に立つんじゃないかなあと思っています。あと、いろいろなものを使ってやる想像力などもとても役に立つと思います。(ピタゴラスイッチチーム)

豆本は本当に勉強になっていると思います。豆本ははっそうです。はっそうして、考えて、本をおく台を作りました。豆本のチームに入って、はっきりいって、たのしいし、みんながたのしくつくれるのが豆本だと思います。(豆本チーム)

★大人になってからくりをつくる仕事に入るかもしれないし、自分がたのしめるし、考える力もつくかもしれないし、図工のときにすごいものが作れるかもしれないし、じしゅべんを通じて、友だちとなかよくなれたらいいなあと思います。(ピタゴラスイッチチーム)

★手芸をやっているときは、はりがささったりしていて、でも、その痛さが勉強なんかなあ〜と思いました! はじめて、手芸をやったときは、はりがささったらどうしようと思ったりもしたけど、だんだんなれてきて、不安もなくなってきて、うれしかったです!(手芸チーム)

★材料を集めるところが一番の勉強のところだと思いました。なぜかというと、一番苦労したからです。二番目は、まんげきょうを作るところです。すごくまんげきょうについて勉強したからです。もう、材料さえあれば、作れると思います。(万華鏡チーム)

★いろんなことをせっけいするときめっちゃ考えるから、勉強になると感じました。(ピタゴラスイッチチーム)

★ロープウェイでビー玉を乗せてどうやって落ちるのか、というところが科学の勉強になっているのだなぁと感じました。(ピタゴラスイッチチーム)

★どうやったら自分の名前がきれいにししゅうできるかまよって、最初は友だちにやってって言っていたけど、やっぱり自分ですると言って、やってみたらうまくいきました。手芸をやることでしっぱいばっかりしても、成功できると希望をなくさないで、何事にもチャレンジしていきたいです。(手芸チーム)

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全員が、こんな感じではないけれど、
子どもたちは、いろんなことから、
様々なことを学びとれるんだと、
ちょっと感動します。
本当にすばらしい!

自由に好きなことをやる「じしゅべん」
気を抜くと、子どもたちの活動が、ただの遊びになってしまいそう。

だからこそ、しっかり計画を持って、
場面によっては、しっかりと授業構成をしながら、
よりよい学びになる環境をつくっていきたいと思います。