調べ学習のスモールステップ!(その2)

「地域を開いた人々」の学習の続き。

授業の始めに、
前回、グループで調べ学習をした「大和川の洪水の原因と理由」について、
全員で共有しました。
そして、「大和川のつけかえ」を推進した人たちの動きと、
それに対して「反対」の動きが出てきたことをみんなで学習。

ここから、調べ学習(その2)。
1 大和川のつけかえに対し、自分は「賛成」か「反対」か立場を決める。
2 なぜ、自分は「賛成(反対)」なのか、理由をノートにかき出す。
  (教科書にのっている資料などを読み解きながら・・・)
3 同じ立場の人とグループになって意見を出し合い、考えを深める。
4 賛成(反対)のポスターをつくり、意見を伝える練習をする。

この「意見を出し合い、考えを深める」ところで、
ホワイトボード・ミーティングをしました。
同じ立場の人と3〜4人でチーム。
一人目のファシリテーターが立ち、
「あなたの賛成(反対)の理由は?」と聞きます。
話し手は、自分の意見を発表します。
これを繰り返して、それぞれのグループで、
賛成(反対)の理由をたくさん発散していきます。

先週、ちょんせいこさんとホワイトボード・ミーティングをしたことが、
やっぱり活きています。
話を聞き出しながら、書くことを、
子どもたちは上手になっています。すごい!

ホワイトボード・ミーティングの練習では、
数分ごとに順番にファシリテーターの経験をします。
全員が練習します。
今回は一人3分。苦手な子も頑張っています。

今回、自分で調べたノートがあった分、発表はしやすかったようです。
ただし、その分、ノートを読むだけになってしまうことも・・・。
「というと?」
「具体的には?」
オープンクエスチョンは、なかなかできませんでした。
これは、また次の課題ですね。

ある程度、意見が出尽くしたところで、「ちょうちょタイム」。
ちょうちょのように羽を広げて、他のグループのところに見学の旅。
自分と違う意見に触れ、学びを広げていきました。

最後に、自分たちの意見の中から、
「3つの大切な理由」を話し合いで決め、赤で囲みました。
これを、次のポスターづくりの材料にします。

今回、子どもたちの話し合いはこんな感じ。

『よかったところ」
・子どもたちは、ファシリテーターとして、とても上達していた。
 もっと経験をする場面をつくっていきたい。
・ホワイトボードで発散する前に、賛成(反対)の理由を、教科書を使って考え、
 ノートにまとめ、一人で深める時間をとったのがよかった。
  ↓
 その分、ホワイトボード・ミーティングでは、意見はたくさん出ていたが、
「自分の意見を言うだけ」「それを書き留めるだけ」で終わっていた。
 次は、「友だちと、意見を深めていく」ことにチャレンジしていきたい。
・たくさんの意見にふれることができたので、次のポスターづくりに役立ちそう!