自ら学び、楽しい算数の時間を作りたい!!
算数の時間、なかなか苦戦しています。
何が「苦戦」かというと、
子どもたちの「算数=キライ」を、
さっぱり、崩せないのです。
学びの原則の中に、
「楽しいと、よく学べる」
というのがあります。
やっぱり、すきなことをしていると、
意欲もわくし、頭も柔軟に働き、
何よりも、受け身ではなく、主体的に学ぶことができます。
今のクラスの子どもたちも、
楽しいことに対して、本当に積極的に学びます。
じしゅべんをしたときなんか、時間を忘れて、
学び続ける姿に、びっくりしたほどです。
しかし、算数の授業はというと、
「次、算数や、いややなあ!」
という声は、日常です。
算数の好きな子でも、そうなので、
苦手な子にとっては、言うまでもありません。
ううん、何か、いい方法はないものか。
これは、先日、面積の学習のときのもの。
「1平方メートルは、1平方センチメートルが何個でしょう?」
という問いを、グループごとにホワイトボードを使って考えました。
こういう場面で、子どもたちは、
確かに考え、意見を交流し、有意義に過ごしているように思えます。
ホワイトボードを使ったら、
お互いのグループの話し合いを、
ギャラリーウオーク等で交流することも可能です。
実際、こういう授業では、
「考える」「表現する」ことの活動を、
教師の方も、かなり意識します。
子どもたちは、それなりに楽しんでいますが、
まだまだ、「先生に、させられている」という感じ、満載です。
やり方が、下手なのかなあ?
理科の実験のように、
子どもたちが「算数を楽しむ」ことは、不可能なのだろうか?
ふりかえってみると、
算数の多くの時間は、特に、
一斉授業の中で、教師が子どもたちに対して、
「教える」「説明する」時間が、圧倒的に多くなっています。
子どもたちは、「聞く」時間ばかりで、
「考える」「表現する」という機会があまりありません。
もしも、理科の実験が、
一斉授業の中で、子どもたちに対して、
「教える」「説明する」ばかりだったら、
きっと、子どもたちも「理科=キライ」となっていることでしょう。
ならば、
「理科の実験」や「じしゅべん」「作家の時間」のように、
子どもたちが「楽しくてたまらない!」と思える算数の授業を、
「教師がおもしろい教材を用意する」だけでなく、
「自己選択」「子どもの活動時間の確保」「友だちとの関わり」など、
新しい学びのキーワードで作り出すことはできないのだろうか?
このあたりについて、
自分にできることを、
いろいろ考えてみたいと思います。