クラス会議は、クラスをあたためる時間にしたい!《5/19》
5時間目のはじまりの15分を、
クラス会議にあてることにしています。
給食後のそうじのとき、教室にサークル空間をつくっておき、
昼休みが終わり、教室にもどってきた人からサークルに加わります。
今は、サークルづくりが一番の課題。
これがまだ、なかなか難しい・・・。
しかし、今日で3回目のクラス会議。
子どもたちもサークルをつくるのが上手になってきました。
やっぱり、経験して、学んでいくんだなあ。
サークルになったあと、簡単なゲームから始めます。
あらかじめタイマーを15分にセットしておき、
15分でクラス会議をきりあげます。
こうしないと、ついつい長くなってしまうのです。
さて、ウオーミングの後、
「今日、何かクラスで話したいことない?」
と切り出しました。
すると、数人の手があがりました。
「〜で、困っている」
「○○くんが、〜してくる」
そんな、「自分は○○くんのせいで、こんなことで困っている」ネタが続きました。
さて、こういうとき、
クラス会議はどうあるべきだろう?
個人的な「困った」や個人攻撃的なネタは、
その場をとても冷ましてしまいます。
発言している人は、気分のもやもやの解消にはなるけれど、
聞いている人は、どんどん暗くなっていきます。
今日は、そんな発言が何人か続いたところで、時間切れ。
後味の悪いものとなってしまいました。
このしんどい感じは、きっと子どもたちにも残っているでしょう。
「今日の話、しんどくなかった?」
「昨日、トランプしたときは、どうだった?」
「楽しかったよね」
「また、したいと思ったよね」
「クラス会議も、そんな時間になったらいいね」
今日は、こんな感じで簡単にふりかえって終わりました。
何かのとき、今日のことを、また、ふりかえっていけたらと思います。
クラス会議は、
子どもたちが「自分たちの力でクラスをつくっていくこと」
を目的にしています。
しかし、クラスで話したいことを探すと、
個人的な「困った」はたくさんあるわけです。
また、それをみんなの前で出せる場があることも大切です。
今日のような場面は、これからもけっこう出てくるでしょう。
相手を責める話し合いから、一歩成長し、
問題解決の話し合い、自己変容や協力が実現する話し合いへ。
お互いを冷まし合うのではなく、あたため合う会議へ。
そんな場になってほしい。
そのために、どんな形で、どんな話題で、会議を進めたらよいか・・・
悩むところです。
まあ、子どもたちと一緒につくっていく会議なので、
あせらず、ゆっくり、取り組んでいきたいと思っています。
当面は、子どもたちの様子をアセスメントし、
(何ができて、何ができないのかを、見立てること)
スモールステップで、少しずつ、経験を積んでいきたいと思います。