自主学習に取り組んでいます。

4月24日(火)に自主学習をスタートさせました。

自主学習については、以下の本に学んでいます。

子どもの力を引き出す自主学習ノートの作り方 (ナツメ社教育書BOOKS)

子どもの力を引き出す自主学習ノートの作り方 (ナツメ社教育書BOOKS)

一日目のミニレッスンは、基本的な流れの確認をしました。
1 毎日やる(60分以上)
2 自分からやる
3 計画的にやる
これを大切に取り組んでいくこと。
自主学習カレンダーの書き方について。
バッチリメニューと、ワクワクメニューの紹介。

「なぜ、自主学習に取り組むのか」についても、
中学校へ向けて、「自ら学び続けることの大切さ」を柱に子どもたちに語りました。
自主学習の「価値」や「意義」を伝えることは、これから何度も何度も、
ていねいに、具体的に、タイミングを見て、伝えていきたいと思っています。

取り組みは、今週で3週目に入ります。
もう、自分のものにして豊かな学びをどんどん進めている子もいるし、
まだ、何をしていっていいか迷っていたり、
具体的なイメージがなく、ただ何かを書き写すだけだったり、いろいろ。
でも、みんな少しずつ取り組みが進歩していっています。

今は、毎日、ノートを見て、
その子のいいところ(=強み)を見つけて、
フィードバックを重ねているところです。

第3子が誕生しました!

4月14日、第3子(女の子)が誕生しました。
年度末から、忙しい日々を送っていましたが、
さらに忙しく、でも、充実した日々となっています。


3姉妹になりました!
長女は4月から、小学校に通っています。
次女は、年中さん。

今年度は、6年生の担任になりました。
昨年度より、意識して実践を積んでいる「信頼ベース」のクラスづくり。
今年度も、しっかり、ていねいに、実践していきたいと思っています。

ブログの更新、久しぶりですが、
日々の振り返りを深めるためにも、
ぜひ、記録を残していきたいと思っています。

でも、百はある。

「でも、百はある。」

ローリス=マラグッツィ


子どもには 百とおりある。
子どもには 
百のことば 百の手 百の考え 百の考え方 遊び方や話し方
百いつでも百の聞き方 驚き方 愛し方 歌ったり
理解するのに 百の喜び
発見するのに 百の世界
発明するのに 百の世界
夢見るのに 百の世界がある
子どもには 百のことばがある
…それからもっともっともっと…

けれど九十九は奪われる
学校や文化が 
頭とからだを ばらばらにする

そして子どもに言う
手を使わずに考えなさい
頭を使わずにやりなさい
話さずに聞きなさい
ふざけずに理解しなさい
愛したり驚いたりは 復活祭とクリスマスだけ

そして子どもに言う
目の前にある世界を発見しなさい
そして百のうち 九十九を奪ってしまう

そして子どもに言う
遊びと仕事
現実と空想
科学と想像
空と大地
道理と夢は
一緒にはならないものだと

つまり百なんかないと言う

子どもはいう
でも 百はある


レッジョ・エミリア保育の創設者の一人、ローリス=マラグッツィ氏の詩。
何から始める!?

作家の時間〜3時間目〜

今日で3時間目の作家の時間。

ミニレッスンに時間をかけすぎないために、
今日は、タイマーを用意してみました。
4時間目の始まりのチャイムとともに、10分にセット。

子どもたちが席について、作家ノートが出そろうまでに、
およそ2分程度かかり、ここから、今日のミニレッスン。

今日は、題材集めや話の展開を進める方法として、
マインドマップについてレッスン。
「好きなこと」から、たくさんの思考の枝を伸ばしていく練習をしました。
そして、「ビビビ!」とタイマー音。

そして、ひたすら書く時間へ。

まず、席の移動に悩みながら、自分の書く位置の確保!

見ていると、3分の1の子は、一人で。
残りは、2〜3人のグループで書いています。
一人で集中したい子は、
やっぱり、すでに書きたいテーマを持っている子が多いです。

作家の時間の進展とともに、だれと書くか、どこで書くかなど、
どう変わっていくのでしょうね。

修正、校正、清書、出版などの活動が入ってくると、
また、関わりも変わっていくはずです。

今日も子どもたちは、やわらかく集中し、やわらかく相談し、
いい感じでえんぴつを進めていました。

最後の、ふりかえりの時間。

今回は、教室の4人グループで、
「お互いに自分の作品を一つ読み聞かせる」
という活動をしました。

9の班があるので、お互いの声が響き合って、
少し聞こえづらい状況です。

「まだ、人に読むのははずかしい・・」という子も多かったので、
どんな様子か注意深く見ていました。

修正のない下書き、思いつきの文章は、
よく聞いていていても展開が分かりづらかったりします。

そんな状況のなかですが、
子どもたちは「聞こう!」という姿勢をみせて、
けっこう盛り上がっていました。

特に、盛り上がっている班では、
一人の子のノートをみんなで指で文字を追いながら、読んでいます。

頭を寄せ合っている関係は、
見ていて気持ちがあったかくなります。

お互いの作品を発表し合ったり、
いいところを伝え合ったり。
刺激し合ったり。
「作家の時間」において、
「ふりかえり」の時間は、「書く」に次いで、大切にしたい場面です。
お互いを温め合えるような時間にするために、
スモールステップで、工夫していきたいところです。

本屋さん、進化中!

「本屋のじかん」がスタートして、
1週間が過ぎました。

本棚も進化しています。

今週、授業の時間で「本屋のじかん」をとれたのは、
1時間だけでした。

でも、それ以外の、すき間の時間。
例えば、給食の前後とか、トイレ休憩のときとか、
積極的に読書している人が確実に増えています。

今、本屋のじかんは、
1 ひたすら読む
2 本の紹介カードをつくる
3 本棚の整理をする
という形で進めています。

この時間、子どもたちは、夢中で本を読み続けています。
ほんと、すごい勢いです!

確かに、授業時間だから、というのも大きいでしょう!
「授業中に本が読める!」とうのも、
ありそうで、めったにないことですから。
この特別感!

でも、もっと大切な何かがあるような気がします。

「子どもと本とをつなぐもの」
ここにもっと敏感でありたいです。

自ら学び、楽しい算数の時間を作りたい!!

算数の時間、なかなか苦戦しています。
何が「苦戦」かというと、
子どもたちの「算数=キライ」を、
さっぱり、崩せないのです。

学びの原則の中に、
「楽しいと、よく学べる」
というのがあります。

やっぱり、すきなことをしていると、
意欲もわくし、頭も柔軟に働き、
何よりも、受け身ではなく、主体的に学ぶことができます。

今のクラスの子どもたちも、
楽しいことに対して、本当に積極的に学びます。

じしゅべんをしたときなんか、時間を忘れて、
学び続ける姿に、びっくりしたほどです。

しかし、算数の授業はというと、
「次、算数や、いややなあ!」
という声は、日常です。

算数の好きな子でも、そうなので、
苦手な子にとっては、言うまでもありません。

ううん、何か、いい方法はないものか。

これは、先日、面積の学習のときのもの。
「1平方メートルは、1平方センチメートルが何個でしょう?」
という問いを、グループごとにホワイトボードを使って考えました。

こういう場面で、子どもたちは、
確かに考え、意見を交流し、有意義に過ごしているように思えます。

ホワイトボードを使ったら、
お互いのグループの話し合いを、
ギャラリーウオーク等で交流することも可能です。

実際、こういう授業では、
「考える」「表現する」ことの活動を、
教師の方も、かなり意識します。

子どもたちは、それなりに楽しんでいますが、
まだまだ、「先生に、させられている」という感じ、満載です。

やり方が、下手なのかなあ?

理科の実験のように、
子どもたちが「算数を楽しむ」ことは、不可能なのだろうか?

ふりかえってみると、
算数の多くの時間は、特に、
一斉授業の中で、教師が子どもたちに対して、
「教える」「説明する」時間が、圧倒的に多くなっています。

子どもたちは、「聞く」時間ばかりで、
「考える」「表現する」という機会があまりありません。

もしも、理科の実験が、
一斉授業の中で、子どもたちに対して、
「教える」「説明する」ばかりだったら、
きっと、子どもたちも「理科=キライ」となっていることでしょう。

ならば、
「理科の実験」や「じしゅべん」「作家の時間」のように、
子どもたちが「楽しくてたまらない!」と思える算数の授業を、
「教師がおもしろい教材を用意する」だけでなく、
「自己選択」「子どもの活動時間の確保」「友だちとの関わり」など、
新しい学びのキーワードで作り出すことはできないのだろうか?

このあたりについて、
自分にできることを、
いろいろ考えてみたいと思います。

自由実験の日に向けて!

理科のクラス目標の一つに、
「三学期の最後に、自由実験を行う」というのがあります。

自由実験とは、
「自分たちでやりたい実験を、
 理科室のすきな器具を使って、
 自由に実験する」
というものです。

理科室には、いろいろ危険な薬品や使い方の難しい器具もあるので、
子どもたちが自由に触れないようにしたあります。

でも、子どもたちが「自立的に学ぶ」ためには、
ある程度、自由に、子どもたちの判断のもとに、
好きに実験ができる機会をつくりたいものです。

そこで、教科書のカリキュラムにそった実験を、
教師の指導のもと、できるだけ自主的に行い、
自分たちだけで実験を進めていく素地を養い、
「これなら、自由実験ができそう!」な経験と人間関係ができたら、
「みんなで自由実験を楽しもう!」という目標をたてています。

現在、理科は、「姿を変える水」という単元をしています。

今日の実験の一つに、水蒸気を集めて、ビニール袋をふくらませる。
というのがありました。

自由実験に向けて、今回も、
「教科書を見て、自分たちで必要な器具を考え、準備をする」
ところから始めました。

このような感じで実験を進めているので、
子どもたちもずいぶんと上手になってきました。

今回、水蒸気でふくらましたのは、
給食のおにぎりを作るために教室に配備されている
ビニール手袋。

水蒸気の力によって、ムクムクと指が立ち上がっていく様子に、
子どもたちは大興奮!
子どもたちは、実験が本当に大好きです。

実験の、ミニレッスン(説明)→活動→ふりかえり(まとめ)
という、学習の流れが、
子どもたちのリズムにもあっているのでしょう。

子どもたちの自由で学びに満ちた時間、
もっともっと作っていきたいなと思います。

そして、自由実験の時間。
ぜひ、実現したいです。