座席は、「アイランド型」でのグループ学習を基本に!

今週から、教室の座席を、「アイランド型」を基本にすることにしました。
アイランド型というのは、4人グループの席が、たくさんある席の並べ方です。

子どもたちが、全員、教師の方を向いているのではなく。
子どもたちが、お互いの顔を見えるようにすわる形。

「アイランド型」のよさは、
子どもたちの学びへの参加度を高めることです。

全員が前を向いた一斉授業では、
教師や友だちの話を聞くだけの時間になってしまいがち。

そもそも、教師というのはしゃべりたい生き物です。
ボク自身、「教師が話すより、子どもが話す時間を増やす」という目標を持ちながら、
気がついたらしゃべり過ぎています。
つい説明や確認をしてしまうのです。

ところが、「アイランド型」で子どもたちの活動を設定すると、
子どもたちが、本当によくしゃべります。
とても意欲的に学習に参加するのです。
もちろん、遊びにはしってしまうこともありますが、
課題の設定さえ失敗しなければ、
子どもたちの意欲をうまく引き出すことができます。

友だちの顔を見ながら学べるって、なんてすてきなことでしょう。
分からないときに聞く友だちがいる幸せ。
友だちに教えることで、初めて学べることもあります。
協力しながらグループで学ぶことは、きっと将来の役に立つはずです。

もちろん、前を向いてしっかり聞いてほしいとき、
一人で集中して課題に挑むときなど、
全員が前を向いて学習する機会もつくらなければなりませんが、
できるだけ学校での時間の多くを、
この「アイランド型」で過ごしてみたいと思っています。